第6回: 繰り返し処理をマスターしよう!🔄
👋 はじめに
前回は条件分岐について学びましたね。今回は「繰り返し処理」について学んでいきます。同じ作業を何度も繰り返すのは大変ですよね?例えば、「おはよう」と10回書くのは、面倒な作業です。でも、プログラミングを使えば、こんな単純作業もあっという間に終わらせることができます!
💡 今日のポイント:
繰り返し処理は、私たちの日常生活でもよく行う作業です。例えば:
- 教室の出席を取る時に、40人分の名前を順番に呼ぶ
- 家計簿をつける時に、1ヶ月分の支出を1日ずつ記録する
- 運動の時に、腕立て伏せを20回繰り返す
このような「繰り返し」作業を、プログラムなら一瞬で終わらせることができます!
特に覚えておきたいのが:
- for文は「〇回繰り返す」時に使う
- 例:「おはよう」を5回言う
- while文は「〇〇になるまで繰り返す」時に使う
- 例:正解するまで問題を解く
今回は、こんな便利な「繰り返し処理」をマスターしていきましょう!🔄
📝 今回やること
- for文の基本を理解する
- while文の使い方を学ぶ
- 繰り返し処理の活用方法を知る
🌱 for文の基本
1. 単純な繰り返し
# 5回繰り返す
for i in range(5):
print("Hello!")
# 実行結果:
# Hello!
# Hello!
# Hello!
# Hello!
# Hello!
2. 数字の範囲を指定して繰り返す
# 1から5まで表示
for num in range(1, 6):
print(num)
# 実行結果:
# 1
# 2
# 3
# 4
# 5
3. リストの要素を順番に処理
# 果物リストを順番に表示
fruits = ["りんご", "バナナ", "オレンジ"]
for fruit in fruits:
print(fruit + "は美味しい!")
# 実行結果:
# りんごは美味しい!
# バナナは美味しい!
# オレンジは美味しい!
🔄 while文の基本
1. 基本的な使い方
# 5になるまで繰り返す
num = 1
while num <= 5:
print(num)
num += 1
# 実行結果:
# 1
# 2
# 3
# 4
# 5
2. 条件が満たされるまで繰り返す
# パスワードが正しく入力されるまで繰り返す
password = "123"
user_input = "000"
while user_input != password:
user_input = input("パスワードを入力してください:")
print("ログイン成功!")
🎯 実践例:簡単な計算プログラム
# 1から10までの合計を計算
sum = 0
for i in range(1, 11):
sum += i
print("1から10までの合計:" + str(sum))
# 九九の表を作る
print("九九の表")
for i in range(1, 10):
for j in range(1, 10):
print(str(i) + "×" + str(j) + "=" + str(i*j))
print("-----")
💡 便利な使い方
1. breakでループを抜ける
# 5が出たら終了
for i in range(1, 11):
if i == 5:
print("5が出たので終了します")
break
print(i)
2. continueで次のループへ
# 偶数の時だけ表示
for i in range(1, 6):
if i % 2 != 0: # 奇数の場合
continue # スキップ
print(i) # 偶数だけ表示
🚫 よくあるミス
1. 無限ループに注意
# ❌ 間違い(無限ループ)
while True:
print("止まりません!")
# ⭕️ 正しい
count = 0
while count < 5:
print("あと" + str(5-count) + "回")
count += 1
2. インデントを忘れる
# ❌ 間違い
for i in range(3):
print("Hello") # インデントがない
# ⭕️ 正しい
for i in range(3):
print("Hello") # きちんとインデント
📝 チャレンジ課題
- 1から100までの数字の中から、3の倍数だけを表示するプログラムを作ろう
- 以下の果物リストの中から、3文字の果物だけを表示しよう
fruits = ["りんご", "いちご", "もも", "バナナ", "キウイ"]
- FizzBuzzプログラムを作ってみよう!
- 1から100まで数を数える
- 3の倍数のときは”Fizz”
- 5の倍数のときは”Buzz”
- 3と5の両方の倍数のときは”FizzBuzz”
- それ以外のときは数字をそのまま表示
✨ プログラミングTips
- for文は回数が決まっているとき
- while文は条件が満たされるまで繰り返したいとき
- break文は「ここで終了!」
- continue文は「次に進む!」
📚 次回予告
次回は「リスト」について学びます!データをまとめて管理する方法を身につけましょう。
🎯 おさらい課題
- 1から10までの偶数の合計を計算するプログラムを作ろう
- 自分の名前を5回表示するプログラムを作ろう
- カウントダウンプログラム(10から1まで)を作ろう
分からないことがあれば、コメント欄で質問してくださいね。一緒に楽しくプログラミングを学んでいきましょう!
それでは、次回もお楽しみに!👋
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