第5回: 条件分岐(if文)で処理を分けよう!🔀
👋 はじめに
前回は計算について学びましたね。今回は「条件分岐」について学んでいきます。「もし〇〇なら××する」というような判断をプログラムでできるようになります。これができるようになると、プログラムがぐっと賢くなりますよ!
💡 今日のポイント:条件分岐は、うえでも述べたように私たちが日常的にしている「もし〇〇なら××する」という判断をプログラムで表現したものです!
例えば、「もし雨が降っていたら傘を持っていく」というような、当たり前の判断をプログラムで表現できます!
📝 今回やること
- if文の基本を理解する
- 条件の書き方を学ぶ
- 複数の条件を組み合わせる
🌱 if文の基本
1. if文の形
# 基本的な書き方
if 条件:
実行したい処理
# 具体例
age = 20
if age >= 20:
print("成人です")
重要なポイント:
if
の後に条件を書く- 条件の後に
:
(コロン)を忘れずに - 実行したい処理はインデント(字下げ)する
2. else文(条件が偽の場合の処理)
age = 18
if age >= 20:
print("成人です")
else:
print("未成年です")
3. elif文(複数の条件)
score = 85
if score >= 90:
print("評価:A")
elif score >= 80:
print("評価:B")
elif score >= 70:
print("評価:C")
else:
print("評価:D")
💡 条件の書き方
1. 比較演算子
# 数値の比較
a = 10
b = 5
print(a > b) # より大きい(True)
print(a < b) # より小さい(False)
print(a >= b) # 以上(True)
print(a <= b) # 以下(False)
print(a == b) # 等しい(False)
print(a != b) # 等しくない(True)
2. 文字列の比較
name = "太郎"
if name == "太郎":
print("太郎さん、こんにちは!")
else:
print("あなたは太郎さんではありませんね")
3. andとor(複数の条件を組み合わせる)
age = 25
height = 175
# 両方の条件を満たす場合(and)
if age >= 20 and height >= 170:
print("条件を満たしています")
# どちらかの条件を満たす場合(or)
if age >= 30 or height >= 180:
print("どちらかの条件を満たしています")
🎯 実践例:簡単な診断プログラム
# 年齢と身長を入力
age = 16
height = 165
weight = 55
# BMIを計算
bmi = weight / ((height/100) ** 2)
print("=== 健康診断結果 ===")
print("年齢:" + str(age) + "歳")
print("BMI:" + str(bmi))
# 年齢による判定
if age < 20:
print("成長期です")
else:
print("成人です")
# BMIによる判定
if bmi < 18.5:
print("体重が少なめです")
elif bmi < 25:
print("標準的な体重です")
else:
print("体重が多めです")
🚫 よくあるミス
1. コロン(:)を忘れる
# ❌ 間違い
if age >= 20
print("成人です")
# ⭕️ 正しい
if age >= 20:
print("成人です")
2. インデントを間違える
# ❌ 間違い
if age >= 20:
print("成人です") # インデントがない
# ⭕️ 正しい
if age >= 20:
print("成人です") # きちんとインデントされている
3. =と==の使い分け
# ❌ 間違い
if age = 20: # これは代入の記号
print("20歳です")
# ⭕️ 正しい
if age == 20: # これが比較の記号
print("20歳です")
📝 今回のまとめ
- if文で条件による分岐ができる
- elif, elseで複数の条件分岐ができる
- andとorで条件を組み合わせられる
🎯 チャレンジ課題
- テストの点数(0-100点)を入力して、合格/不合格を判定するプログラムを作ろう
- 80点以上:優
- 70点以上:良
- 60点以上:可
- 60点未満:不可
- 年齢を入力して、料金を表示するプログラムを作ろう
- 0-5歳:無料
- 6-12歳:子供料金(500円)
- 13-17歳:学生料金(800円)
- 18歳以上:大人料金(1000円)
- じゃんけんプログラムを作ってみよう
- グー、チョキ、パーの3つから選んで結果を判定
📚 次回予告
次回は「繰り返し(for文とwhile文)」について学びます!同じ処理を何度も繰り返すことができるようになります。
✨ 最後に
条件分岐は最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、使いこなせるようになると様々なプログラムが作れるようになります。
分からないことがあれば、コメント欄で質問してくださいね。一緒に楽しくプログラミングを学んでいきましょう!
それでは、次回もお楽しみに!👋
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